寒暖

帰り道、外の気温は6度。さぞ寒いかと思われがちだけど、それなりに防寒装備で走ってるから寒いほどではなく、むしろいい感じ。長袖半袖もう一枚、中綿入りスカジャンにＭ65。こんだけ着てると上半身は寒くない。スキー場の気持よさに通じるものがあるな。走ってたらそんな匂いもしたし。野焼きみたいな匂い。ウエットスーツを着て海に入ってもこんな感じなんだろうか？手が冷えたから缶コーヒータイム！日付かわっちった。

ぼちぼち

寒いねぇ。ストーブ焚いた。

最近コンビニに寄ると「キットカット」が半額処分で売られているので、つい嬉しくなって買って帰り「今度食べようっと」と冷蔵庫にしまうも、その「今度」が訪れず、4つもストックがある。なかなか開ける踏ん切りがつかない。抹茶ミルク味は最後までとっておこう。

そうだ、セブンイレブンからお湯を入れて作る生めんタイプの蕎麦が消えた。電子レンジであたたためるだけのヤツに取って代わられた。うちに電子レンジはないし、あたためてもらった蕎麦を家まで運んで食べるのも嫌だ。あれは家でお湯を入れるからいいのに。鍋焼きうどんしか選択品がないのはわびしい。

帰路

帰り道で見たもの。

・スクーターを路肩に留め、携帯電話で「上の人間がぁ」と激怒している大学生ぽい兄ちゃん
・赤いスポーツカーで交差点をドリフトし、その後信号待ちにつかまり続ける真ん中分けメガネ
・伸び上がって街路樹に爪をたて、何かを思い出したように走りだし、次の街路樹に爪を立てる猫

風がしゃっこい。シールドを上げて目を開けると、冷たい風が心地よいけどあっというまに涙目。

ちっ

帰り雨かよ。つめてーっての。頭痛な日。ひどい頭痛だ。

む

SRのはっちゃけたリヤブレーキを直そうと思ったら、ブレーキペダルシャフトまで豪快にひん曲がってた。うーむ。またスイングアーム引っこ抜くのかと思うとめんどくさい。

どうやらブレーキパネルを留めるボルトが脱落し、ブレーキパネルが一回転し、リヤホイルのシャフトに絡まってブレーキロッドがぶっちぎれたらしい。70キロくらいで走ってたから、もしロックしてたら肉じゃがになってたな。あぶねぇあぶねぇ。

しかし割りピンまで入れてたボルトがどうやって脱落したのかが非常に謎だ。セルフロッキングナットは緩むもんだと思ってたけど、割りピン入れてるボルトが脱落されるとどうしたもんだか。ネジロックなんて使いたくないし。ま、日を改めてまた手を付けるとすっか。いいかげん全体的なへたり度も高くなってきたから雪降るまでになんとかするべし。やっぱ乗りたいし意地でも乗る。

かわべり

例のかわっぺり。たまには停まってみた。シールドをあげて外の寒さを確かめる。
すぐ側には川なのに海の匂いがしたような気がして、真っ暗な朝里の海が頭に浮かんだ。

いてぇ

公園の脇道歩いてたら、漫画みたいに「栗」降ってきた。
丁度いいあんばいに肩に刺さって、針治療になってくれればいいのに。


しかしなんだ、強く見える人は同じくらい脆さがあるような気がするな。自分の足元が固まっていると思ったら大変だ。いつでもどこでも数秒かからず崩壊するもんだけど、そればっかり考えてちゃ杞憂だし、忘れちまったら裸の王様だし。

そうだ、日本人は農耕民族だったから穏やかだとか嫌だなぁ。そういう側面もありそうだけど、昔だってこの狭い島の中でどんだけ動物らしい縄張り争いしてきたことかね。侵略者の末裔と言われても違うとは言い切れないや。俺はしないからなんとも思わないけど。今だって野性味をそがれた陰湿な争いだらけだー。そもそも「日本人」て十把一絡に説明しようとするのがなんとも。くらべて分類して安心するの好きだねぇ。めんどくせぇ。

農耕民族うんぬんは特に言い手がそう思いたいっていうのが裏にあるのをチクチク感じるんだよな。間接表現もやらしいのは嫌だ。言いたいことははっきり言え、とかいう奴に限って、自分が危うくなると使いやがる。そんな風に賢くなってたまるか。

とか書いてる自分自身を半笑い。どこまでーも矛盾。さ、おやつ食って寝ようっと。

はや晩秋の様相

気持よーく豊平川を渡り、月を横目にかわっぺりをすいーっと走り、何度目かの信号待ちで、足の裏が冷たいのに気がついた。アスファルトが冷えている。すっかり寒くなった。冬に向かうのが早いったらない。

ついこの間まで蜜のような匂いを放っていた街路樹も、森の中の木々のようにそこだけ霧を纏っているように影を落としている。葉を落とすのももうすぐだ。

月だけが夜空に爛々と輝き、吐く息でシールドが曇る。膝が油の切れたちょうつがいのように軋み、ヘルメットの中で鼻をすするけど、やっぱこの季節は素敵だよ。帰ってあったかいもの食べて毛布にくるまって寝よう。