Posted by 塩ラーメン - 2007.12.11,Tue
土曜。
札幌の老舗靴店「川中靴店」が1月で完全閉店するらしく、朝からセールらしいという情報を入手。とっとこ歩いて店に到着すると既に店内は人人人。ごった返している。その中でもワゴンコーナーでの戦いは熾烈を極めていた。
おばちゃん、おっさん、ねえちゃん、にいちゃんに紛れてコンバースのオールスターハイカットを3足購入。安い!定価だったら買わない物も半額以下なら躊躇なくいける。3足5000円に大満足で外に出ると友達からメールで「自宅たこやき」のお誘い。
東急ハンズで合流しスーパーに移動。
買出し中に「タコ焼きマスター・いっとく君」の存在を思い出し作り方を電話で聞きエセマスター。
たこをぶった切り、粉を混ぜてよーく冷やし、鉄板が温まったらジュウジュウ焼く。一回目は勘をつかめず楕円の出来上がり。2回目・3回目、あーだこーだ言いながらやるごとに「丸」になっていった。たこ焼きいいわ~。
焼き終わってから数時間、だらだら飲んでたら小腹が空いたので冷蔵庫をあさり「そばめし」を作る。たこを少し残しておけばもっと美味しかったのに。それでも満足。
良い一日だった。
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Posted by 塩ラーメン - 2007.11.29,Thu
昨日はとても素敵な人に会えた。しかもいっぺんに二人。
普段仕事でやり取りしている、たたき上げの職人的雰囲気のおじさんが、今から三十年位前、YAMAHA発動機からSRが発売になった時にSRのイラストを書いた人だった。きた、やっぱりか。なんだかそんな気がしてたんだ。震える。
もう一人は、中島らもを臆病にしたような風体で、こんな話をしてくれた。
「戦闘機がさ、空を飛んでるじゃない?そしたら子供達が右手と左手で四角い枠を作って、その中に飛行機を納めると一機ゲット。で、それが100機になったら願い事がかなうって・・・」
基地の町に住む自分の子供の話。鳥でも流れ星でもなく戦闘機。風景がばーっと浮かんで、どきりとして、それからしばらくざわざわした。
宴会は朝方まで続き、こたつで雑魚寝した。最高。
普段仕事でやり取りしている、たたき上げの職人的雰囲気のおじさんが、今から三十年位前、YAMAHA発動機からSRが発売になった時にSRのイラストを書いた人だった。きた、やっぱりか。なんだかそんな気がしてたんだ。震える。
もう一人は、中島らもを臆病にしたような風体で、こんな話をしてくれた。
「戦闘機がさ、空を飛んでるじゃない?そしたら子供達が右手と左手で四角い枠を作って、その中に飛行機を納めると一機ゲット。で、それが100機になったら願い事がかなうって・・・」
基地の町に住む自分の子供の話。鳥でも流れ星でもなく戦闘機。風景がばーっと浮かんで、どきりとして、それからしばらくざわざわした。
宴会は朝方まで続き、こたつで雑魚寝した。最高。
Posted by 塩ラーメン - 2007.11.10,Sat
晴れ、気温6度。
朝一番で小樽に向かう。SRは寒くなるほど始動性良し、加速良し。
ハンドルの角度を少し変えてポジションも良し。頬と首筋への風は冷たすぎるけどそれもまたいいさ。
実家に着いてSRを停めると、通りの向こうから買物帰りの母親が俺を見つけて走ってきた。走らなくてもいいのに。名前なんか呼んでさ、大袈裟だな。
体が冷えていて、少し歩きたかったから、近場のスーパーに買物に行く。牛乳とビールとウコンとさつまいも。いつも発泡酒ばっかり飲んでる飲兵衛の親父にお手軽親孝行気取りでスーパードライを買ってきた。酒ばっかじゃなんだから、寝覚めすっきりウコンも買った。
昼になり、飯を食いに戻ってきた親父も交えて食卓を囲む。
玉子焼き、ソイの煮付け、ロールキャベツ。自分が釣ってきたソイの煮つけを前に得意そうな親父。手作りのロールキャベツを褒められて得意そうな母親。会話は滑らかに、穏やかに進む。
飯を食べ終え、テレビの前の座椅子に座る親父。母がその肩に手ぬぐいをかけた。なんだろうと思っていたら、いつものことのように肩を揉み始める母。タバコを吸いながらその様子を見ていた。慣れた手つき、黙って揉まれている親父。仲が良いとか悪いとかそんな物差しはバカバカしくて、言葉も感情もなんだかもうアホらしくて、子供の頃一度だけ、親父が夕日を見るために配達中の車を停めたことを思い出した。あの時の気持だ。
俺の中のミス・マーサ・ミーチャムが目を覚まし、ふっと沸いてくる、この姿を守りたいと思う傲慢さ。力をつけてから思え。
テレビに屋久島が映る。
「そういえばあんたここにも行ったんだっけ?」
「行ったよ、いいとこだった。」
「いい経験したしょ、一生の宝だね」
「もちろん」
「もうほら、日本一周なんてできないんだしね」
「またやるよ」
「あんたならほんと…。バイク気を付けなさいよ」
「分かってるよ」
親父が口を開く。
「30年か」
「何が?」
「ほら、結婚してってこと」
母親が口を挟む。
驚いた。そりゃそうだ、考えてみれば30年だ。なんだその量は。
俺が生まれてから今までずっとこの二人は一緒に暮らしてるんだ。当たり前の事実だけど言葉になって耳に入り、脳に響いてはっとした。あぁ、この二人は一人の男と女なんだ。混ざってできたのが俺か。それが精一杯。御託は無用。揃いも揃って不器用だけど、ここに悪意はない。
帰り道、昼過ぎだというのに自分の影が歩道まで伸びていた。
冷たい風と、背中を僅かに温める日光。今日は温かいものを食べて風呂に入り、体も芯から温めよう。雪が降る直前のささやかな贅沢。
Posted by 塩ラーメン - 2007.10.27,Sat
Posted by 塩ラーメン - 2007.10.15,Mon
昨日の夕方、「ん…なんかやばい。関節痛いし寒しなんか体ががらんどうな感じ」と思ったら、五分くらいで発熱。手を尽くしなんとか一晩で鎮めた。寝たなー。10時間以上寝たの久々だ。
Posted by 塩ラーメン - 2007.10.14,Sun
Posted by 塩ラーメン - 2007.10.13,Sat
晴れた。
休みの朝は早い。普段はもう5分でも寝ていたくてウダウダするのに、七時半きっかりに目が覚めた。カーテンの端が明るい。よっしゃいい天気だ、こうしちゃいられない。
外は雪が降るかもしれないという予報もあり、気温は10度少し超えるくらい。吐く息が白い。車庫を開けると外の空気の方がずっと冷たくて、ガソリンン臭さがむわっと流れ出す。どこに向かおうか少し迷う。山か海か。今日は海だ。
五号線を小樽に向かって走る。
信号待ちで背中に日を浴びていると、青になって周りの空気が動いた瞬間背中が温かい。あれが好きだ。そんなことを思いながら、空いても混んでもいない道を走る。SRはいろんなところがガタピシだ。だましだまし妄想カスタムにふけったり、近くを見たり遠くを見たり注意を払ったりしながら走る。
銭函を過ぎた峠からの景色はいつも綺麗だ。海が大きい。なんつーか多い。厚田の辺りから見る海もそんな感じだ。田舎の海もこんな感じだった。やっぱり今日は海がよかった。
昼飯時に小樽に着き、飯をどこで食べようか考え「PRESS CAFE」にお邪魔した。迷わず「北インド風カレー」を注文。ほんと美味い。盛りも綺麗で味もたまらない。さらにコーヒーも美味い。雰囲気もとても良いし、いい所だ。
雑誌パラパラしながらがっついていると、小樽に住んでいるOから久々に電話がきた。暇らしかったので、近所だしPRESS CAFEまで来てもらう。
OもSRに乗っている。話していたらもう五年目だという。月日が経つのは早いもんだ。ガンガン乗る方ではないので、走行距離はまだ8000キロくらい、車体もピカピカしている。が、何やらとても大事だと思っているらしい。直接は言わないけど言葉の端々に滲んでいるような気がした。めんどくさがりのOがSRを買ったとき、車検を二回も通すとは想像もしていなかった。ちょっと変わったのかも。
小一時間ほど話し、今度はNから電話。せっかくだから3人揃うまでお店に居座らせてもらった。もちろんコーヒーはおかわり。しばらく缶コーヒーを我慢すりゃなんてことないんだし。それより今が大事だ。それこそなんてことないんだけど。
日が暮れかけるまで話し、サクッと解散。
アクセルを開けたかったので、帰りは高速を使った。途中、金山パーキングエリアに立ち寄ると、道外ナンバーのSRが停まっていた。あまり見かけない弄り方で、よく見ると自分のSRにもちょっと似てる。嬉しくなって、発ち際のオーナーに話しかけてみた。若くて気さくな男の人。今年は無理でも、来春是非一緒に走りたい!と伝え、別れた。また会えるかな。ここからまた何か始まれば嬉しい。
高速を走りながら、正面には暮れかけの街と空の境界線。
街の上に雨雲のような色、その上に暮れかけた太陽のピンクグレープフルーツみたいな色。その上に夜の闇の色が高く広がっていた。それぞれの色に境界線はなく、ぼんやり交じりあっている。不思議だし綺麗だった。その時周りにあったのは、6000回転のエンジン音と6度の空気を突っ切る寒さ。なんつーかもう、すげー幸せ。
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